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娘の音楽会での出来事。
体育館の後方壁側で撮影セットを終え、準備万端で我が子の出番という時に、スッと私の右前に三脚をセットする保護者が。嫌な予感が。案の定、私のカメラの画角に入り右にパンするとその人の腕が思いっきり入る始末。
かなりイラっと!声を出すこともできず、少しずつ自分の三脚を左に寄せ、画角に入らない程度にズームして何とか済ませました。撮影者のマナーを考えさせられる出来事でした。
隣の人が自分の画角に入ってしまう!
画角と高さを変える
ズームできる時はズームインで、高さを変える時間があれば撮影位置を極端に下げるか上げるか、脚立があればなおOK(※野鳥撮影など音にシビアな環境下では、NG)
初めての吹奏楽演奏会での撮影。
卒業を迎える3年生のソロのシーンで、スポットライトを浴びる生徒が暗闇から姿を現すシーン。どこから現れるか全くわからず、カメラのモニターだけを見ていたため、どうしてもタイミングがあわない。急激なパンは避けたいのでソロ演奏が短い生徒の時には、撮影が間に合わないことがありました。
目視とモニターとの併用!
照明等の事前把握、目視とモニターとの併用
ステージなどではどのタイミングで誰に照明があたるかを知っているか知らないかで、カメラワークが大きく違います。
事前確認ができない場合は、モニターやファインダーから目を離して目視でステージ全体を見れれば誰にスポットライトが当たるか余裕をもってパンすることができます。
これは、失敗談ではなく成功例ですが、ミニバスでの出来事。偶々ゴールシーンが狙える場所が空いていて準備OKという時、コートの間違いで手前のコートではなく、奥のコートだと判明。急遽レンズを交換、それが逆に良くて、ちょうどテレビで放映されているような画角に。それ以来、体育館の構造にもよりますが、コートの横全体が撮れる位置で望遠レンズ(70~200mm)での撮影をする場合があります。但し、これは動画撮影に限ると思います。写真用には向きません。
ゴール位置を確認!
前半戦/後半戦ゴールの位置確認
バスケットボールやサッカーなどゴールサイドが変わるケースで、ゴールシーンを狙える場所は前もって確認を。超望遠レンズで狙える場合もありますが画角がどうしても狭くなり、慣れないと見失うことが多発します。また、試合中での移動は他の観客の迷惑になるので、避けるべきです。
移動できない場合は、後半にゴールシーンを狙える位置にカメラを設置します。
※大会関係者以外は、コート周辺での撮影はできないことが多いです。試合中の観客席での移動や機材で観客の邪魔になる行動は控えるべきです。
ミニバスの試合中の出来事。定点撮影だったため、2階席で転落防止のための柵に三脚を紐で固定。それが逆にあだとなったお話。応援する観客も興奮状態になり、やがて柵を揺らすように。当然カメラも揺れに揺れて、とても映像に耐えられない。それ以来、ひもで固定はせず、チーム内の保護者に協力していただいて、カメラのすぐ横に陣取ってカメラを守っていただきました。ワンオペの際は、いろいろと保護者の方々には助けていただきました。
三脚などの機材を設置する場合は!
観客の邪魔にならないように
体育館では観客柵に括り付けると、振動で柵が揺れカメラも揺れるのでお勧めできません。保護者や関係者にお願いして、カメラ横に立っていただき、カメラ機材の転倒防止に備えましょう。(※観客席が満員の時は、三脚ではなく一脚を使った方が観客に迷惑が掛かりにくいです。
演奏や演劇でのステージ撮影の時は三脚が倒れて事故にならないように、紐などで固定しましょう!